高齢者の暮らしを助けるサービスや製品

高齢者の人口は過去最高を記録し、日本は例を見ない超高齢化社会へと突入しています。
とあるセキュリティ会社が行った調査では、約8割の方が「離れて暮らす高齢の親のことが心配」と答えたそうです。
こうした離れて暮らす親子のニーズに応えるため、一人暮らしをする高齢者の見守りサービスや生活を便利にするグッズが年々増えています。

高齢者向けの見守りサービスには、民間が行っているものだけではなく、介護保険を適用できるもの、行政が行っているものもあります。
サービスの種類はセンサー型、カメラ型など機械を設置するタイプや、人が定期的に訪問するタイプなどさまざまです。
例えば、センサータイプは、人の動き、温度などをセンサーで感知してくれます。
介護保険では福祉用具のレンタルで、認知症の方の徘徊防止になる赤外線センサー、マットセンサーなどをレンタルできます。
カメラタイプは、リアルタイムに映像や声かけで安否確認ができる製品です。そして訪問タイプは、訪問または電話で安否確認をしてくれるサービスです。
夜間対応型訪問介護、行政では民生委員の訪問ボランティアや、定期的に電話で安否確認してくれるサービスなどもあります。

近年では、さまざまなタイプの見守り家電が出てきています。
その一つとして注目が集まっているのが、見守り機能付きの電球や電気ポットです。
これらは、電球や電気ポットが24時間使用されない場合に通知が送られてくるといったシステムになっています。
これらの電化製品にはカメラが付いていないため、高齢者のプライバシーを守れるというメリットもあります。